わきが治療

わきがの症状は各人各様で、においの種類や程度の違いがあります。
ですので、どの治療を選んでもみなさん同じ結果を得られる訳ではありません。お一人、お一人に合わせた適切な治療方法を選択する必要があります。

当院では、わきがの専門医である院長が開発した超音波と高周波の複合治療・ハイブリッドドライをはじめとして、従来からあるイナバ式シェービング法、Wトリミング法、ベイザー波使用のWトリミング法、フラクショナルRF高周波を使用したビューホット治療、ボトックス注射による汗止め治療など多彩な治療を揃えておりますので、その方に合った治療をご提案させて頂けます。

治療のもつ効果範囲はそれぞれ異なり、従来であれば、重症の方へのご治療は、イナバ式シェービング法で直接汗腺を取り除く方法が一番有効でしたが、1週間程度続く日常生活の制限や、わきに残る傷跡の問題があり、近年では日常制限を伴うようなダウンタイムや、治療痕が残らないことから「切らないワキガ治療」が、ワキガ・多汗症治療の中心になりました。

当院でも、わきが・多汗症治療でご来院の患者様のうち、8割以上がビューホットなどの「切らないわきが治療」をご希望になるほどでした。
しかし、「切らないワキガ治療」は、軽度から中等度のわきがの症状の方では、繰り返しの治療が必要でした。

そこで、わきがの専門医である院長は、ビューホット治療のような気軽さがあり、イナバ式シェービング法などの外科的手術と同等の結果が出せる治療として、超音波と高周波の複合治療・ハイブリッドドライを開発しました。

ハイブリッドドライ軽度中度重度

ハイブリッドドライ ロゴ
ハイブリッドドライは当院が独自開発した特殊なわきが・多汗症の治療方法です。 ベイザー波という超音波を発する「ベイザー」、フラクショナルRF高周波を発する「ビューホット」、2種類の特殊な治療機器を用いて、 わきが・多汗症の原因に強力にアプローチします。

最初に1㎝ほどわきの下を切開してプローブと呼ばれる端子を皮下に挿入し、ベイザー波でアポクリン腺を破壊します。ベイザー波は特殊な超音波です。

脂肪組織に対して限定的に働きかける波長なので、血管や神経など重要な器官を傷つける恐れはありません。破壊したわきがの原因物質は丁寧に吸引除去します。お身体への負担はごくわずかです。

次に、ビューホットでフラクショナルRF高周波を照射していきます。患者様おひとりおひとりに合わせてターゲットの深さを調整し、皮下に残 るわきがの原因となる組織を確実に熱処理します。

いずれも最先端の高度な医療機器を使用する処置ですから、従来の「切らないわきが治療」では症状の改善が難しい、中程度以上のわきが・多汗症にお悩みの方にもおすすめいたします。

他院で切らない治療を受け、結果に満足できなかった患者様にも、きっと効果を実感していただけるはずです。このハイブリッドドライが受けられるのは当院だけです。画期的な超音波×高周波複合治療をぜひお試しください!

ベイザー波
① ニオイの元となっているアポクリン汗腺は脂肪に癒着しているため超音波で遊離させる。
吸引
② 専用の吸引カニューレで遊離させニオイの元となっているアポクリン汗腺を取り除く。
ビューホット
③ 残ったところにViewHotを当てることでより更に高い効果が得られる。

Wトリミング法軽度

Wトリミング法はお身体への負担が比較的少ない治療法の一つです。

目立たないように1㎝ほどわきの下を切開して、特殊な器具を挿入し内部の組織を破き、吸引します。

なおWトリミング法は、ハイブリッドドライやビューホットなどの最先端医療機器を使用する治療ではありません。軽度のわきが・多汗症の方に効果が期待できます。

吸引
専用の吸引カニューレで遊離させニオイの元となっているアポクリン汗腺を取り除く。

Wトリミング法(ベイザー波)軽度中度

Wトリミング法(ベイザー使用)は、Wトリミング法に超音波医療機器ベイザーを組み込んだ治療方法です。
通常のWトリミング法同様、わきの下に1㎝程度切開を行います。

切開部からプローブと呼ばれる器具を挿入してVASER波を照射します。わきが・多汗症の原因であるアポクリン腺とエクリン腺は脂肪細胞に分布しています。ベイザー波は脂肪組織に働きかける特殊な波長のため、周囲の組織にダメージを与えることなく脂肪細胞を破壊できます。

破壊した脂肪細胞、アポクリン腺とエクリン腺は吸引除去します。
これまでに、高周波治療やボトックス治療で満足できなかった方、軽度から、中程度の症状で悩んでこられた方にも効果が期待できる治療法です。

ベイザー波
① ニオイの元となっているアポクリン汗腺は脂肪に癒着しているため超音波で遊離させる。
吸引
② 専用の吸引カニューレで遊離させニオイの元となっているアポクリン汗腺を取り除く。

イナバ式シェービング法中度重度

イナバ式シェービング法はわきが治療における代表的な外科手術です。皮膚を切開してイナバという特殊な器具を差し込み、皮膚の内側からわきが・多汗症の原因物質である汗腺を目で見て確認しながら除去します。

毛母細胞ごとアポクリン腺やエクリン腺、皮脂腺を取り除くため再発の心配もありません。

数㎝程度の傷跡はどうしても残りますが、重度のわきが、多汗症の方で あっても確実に効果を得られますので根本治療をご希望の方にはぜひイナバ式シェービング法をお選びいただきたいと思います。

イナバ式
皮膚の内側からわきが・多汗症の原因物質である汗腺を目で見て確認しながら除去します。

ビューホット軽度中度

フラクショナルRF高周波を利用した最先端の医療機器「ビューホット」によるわきが・多汗症治療です。

ビューホットは専用の端子で皮下に直接フラクショナルRF高周波を照射し、わきが・多汗症の原因である汗腺を熱破壊して機能を停止させます。

この端子は極細針を並べた独特な形状です。1本1本の針はわずか0.3mmという細さで、マイクロニードル、もしくは照射針とも呼ばれています。深度を調整した照射針で皮下組織に特殊な高周波を照射し、わきが・多汗症の原因に熱ダメージを与えます。

おひとりおひとり、アポクリン腺とエクリン腺の分布する深さは異なります。針を刺す深さを調整できるからこそ、ビューホットによるわきが・多汗症治療は多くの方に効果を発揮する、画期的な「切らない治療法」なのです。

軽度から中程度のわきが・多汗症でお悩みの方、わきの下以外の腋臭症、多汗症(脇・手・足・顔・背中)でお悩みの方、日常生活に支障をきたさない治療法をお求めの方におすすめいたします。

ビューホット
残ったところにViewHotを当てることでより更に高い効果が得られる。

ボトックス軽度

注射による治療は、「わきが・多汗症の治療には興味があるものの、外科的手法には抵抗を感じる」という方におすすめの治療法です。

注射に含まれる有効成分はボツリヌストキシンです。ボツリヌストキンには神経をブロックして発汗を抑制する効果があります。

わきがの方には多汗症の症状が同時に確認されるケースが多く、汗の量が多いほどにおいが強くなることが分かっています。注射による治療は、汗の分泌量を減らしてわきがの臭いを抑制することが目的です。

軽度のわきが・多汗症に適した治療法です。
わきの下だけでなく、手のひらや足の裏などの多汗症にもご利用いただけます。

ただし、残念ながら効果は永続的ではありません。においや汗が気になる時期だけ治療を受ける、効果が薄れたら再度治療を受けるなど、必要に応じて通院していただくことになります。

注射による治療を行います。含まれる有効成分はボツリヌストキシンです。